中柘植村(読み)なかつげむら

日本歴史地名大系 「中柘植村」の解説

中柘植村
なかつげむら

[現在地名]伊賀町中柘植

村の西に位置し、村の南端柘植川が西流する。倉部くらぶ川が村の東より西南に流れ、村の西南部で柘植川に合流する。両川に挟まれた所に集落があり、その中央を東西に大和街道が通じる。塚原つかはら斎宮芝さいかしばとよばれる遺跡がある。仁和二年(八八六)以前には伊勢への鈴鹿峠越の道が開通しておらず、伊勢斎王の群行路は近江国甲賀(現滋賀県日西町三雲辺り)から伊賀国の柘殖つみえ(現柘植)を通り鈴鹿(現鈴鹿郡関町)へ出たとされ、その時の頓宮跡と伝えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む