日本歴史地名大系 「中栗栖村」の解説 中栗栖村なかぐるすむら 長崎県:上県郡上県町中栗栖村[現在地名]上県町瀬田(せた) 中栗栖瀬田村の北側にある同村枝郷。瀬田川流域の最も上手の集落で、「津島紀略」では仁田(にた)六ヵ村の一つとして中栗巣(なかぐるす)とみえる。栗林に関連する地名とされ(津島紀事)、北東部の河岸段丘の畑地から中細の銅矛が出土、遺構は不明ながら弥生時代後期の遺跡とされる。万治三年(一六六〇)の検地帳では仁田瀬田村の内で、元禄一六年(一七〇三)の対州郷村帳では瀬田村の枝村としてみえ、同村高の内であるが、肝入が置かれた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by