中栗須村(読み)なかくりすむら

日本歴史地名大系 「中栗須村」の解説

中栗須村
なかくりすむら

[現在地名]藤岡市中栗須

下栗須村の西、南は藤岡町、西は上栗須村と接し、北部を温井ぬくい川が東北流する。一帯は一二世紀前半に成立した高山たかやま御厨に属し、栗須郷と称された。天正一四年(一五八六)正月の神明宮造営勧進帳(佐々木文書)の表紙に「中栗須村」とあり、勧化者には「中栗須郷」と冠している。なお徳治三年(一三〇八)二月七日の関東下知状(東京国立博物館蔵)にみえる「高山御厨北方内大塚中□□□預所」の「中□□□」は、中栗須郷に推定されている。寛文郷帳では田方六七石六斗余・畑方三六四石一斗余、幕府領・旗本小西領・前橋藩領・旗本志賀領の四給。元禄郷帳では志賀領が幕府領となり三給。後期の御改革組合村高帳では旗本岩本・小西領・幕府領の三給、家数八三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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