中楯村(読み)なかだてむら

日本歴史地名大系 「中楯村」の解説

中楯村
なかだてむら

[現在地名]玉穂町中楯

西は西新居にしあらい村、南は成島なるしま村。東を鎌田かまた川が南流する。天正七年(一五七九)二月五日、武田勝頼が山本弥右衛門に穴山信君の宿所の普請を命じた折、弥右衛門は中楯の御家人などを使うよう命じられている(「武田勝頼印判状写」甲州古文書)。同一一年四月一九日の徳川家康判物写(寺記)には、一蓮いちれん(現甲府市)領として「中楯内九貫文」などが安堵されている。慶長六年(一六〇一)検地帳(県立図書館蔵)は六冊のうち五冊しか残されていないが、それによれば上田八町余・中田六町八反余・下田四町七反余・下々田一町一反余、上畑二町六反余・中畑二町五反余・下畑二町七反余・下々畑七反余、屋敷二千二〇八坪、弾正荒田二反余、ほかに永荒一八歩・荒上田一畝余・荒中田七畝余・荒下田一反余・荒下々田三反余・荒上畑一畝・荒下畑一反余・荒下々畑五反余、常正庵一八二坪がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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