中機(読み)チュウキ

精選版 日本国語大辞典 「中機」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐き【中機】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。仏の教えを受けて、その能力資質を発揮できるものを上中下三つに分けた、その中程度のもののこと。中根(ちゅうこん)
    1. [初出の実例]「道学の者に三機あり〈略〉中機は一念浮べ共〈略〉二念と相続で思ふ事無し」(出典:太平記(14C後)二四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android