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道学 どうがくDao-xue

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

道学
どうがく
Dao-xue

中国,宋の新儒学別称性理学理学,理気心性の学などともいう。程頤 (ていい) はすでに道学の語を用い,また朱子は,経書の訓詁義理を明らかにするのみの漢唐の経学と区別して,周敦頤,二程子以来の新儒学を道学と呼び,道統を強調した。『宋史』が,経学者の伝記を儒林伝とし,いわゆる程朱学の系譜に連なる人々の伝記を道学伝として区別するにいたり,道学の名が確定した。また,道教心学の別称として用いることもある。

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世界大百科事典 第2版の解説

どうがく【道学 dào xué】

中国,北宋時代に再興された新儒教。この〈道〉は老荘思想でいう道ではなく,先王や聖人によって定められ,歴代伝達されてきたとされる人倫の道をいう。《宋史》道学伝に名をとどめる道学者たちは,熱烈な理想主義,真摯(しんし)な内省主義,潔癖な倫理主義などを信条として,宇宙と人間ととを貫く理法やあるべき人間社会のあり方を追求した。道学者の一人である張載(横渠(おうきよ))の次の言葉は,この派の性格をよく表現しえている。

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大辞林 第三版の解説

どうがく【道学】

道徳を説く学問。
儒学。特に、宋代の程朱学をさす。朱子学。
石門心学の別名。
道家の学問。道教。

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世界大百科事典内の道学の言及

【朱子学】より

…中国,南宋の朱熹(しゆき)(子)によって集大成された思想体系。朱熹自身は自己の教義を〈道学〉〈理学〉〈聖学〉〈実学〉〈義理の学〉などと呼んだ。これらは本来,北宋時代に興った新儒教の一派の自称であって,朱熹はその教義のもっとも正統な後継者をもって自任していたのである。…

※「道学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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