二念(読み)ニネン

デジタル大辞泉 「二念」の意味・読み・例文・類語

に‐ねん【二念】

二つの異なった考え。また、他の考え。
「彼を愛するに―無く」〈紅葉金色夜叉

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精選版 日本国語大辞典 「二念」の意味・読み・例文・類語

に‐ねん【二念】

  1. 〘 名詞 〙 二つの異なった思考。二つの考え。また、他の考え。ふたごころ。余念
    1. [初出の実例]「遣るべき物成らば何の二念も無う其まま遣ったが能御ざる」(出典:虎寛本狂言・布施無経(室町末‐近世初))
    2. [その他の文献]〔卻掃編‐巻中〕

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