中津屋神社(読み)なかつやじんじや

日本歴史地名大系 「中津屋神社」の解説

中津屋神社
なかつやじんじや

[現在地名]夜須町砥上

砥上とかみ(四九六・五メートル)の南西麓に鎮座する。祭神は神功皇后・住吉大神八幡大神。旧郷社。江戸時代は砥上神社と号し、また古代夜須郡中屋なかつや(和名抄)を当地に比定する説があることから、なか権現ともよばれた(続風土記)中屋郷の郷名の由来は神功皇后が新羅出兵の際、諸国兵士を当地に集めて「中やど也」といったことによると伝える(続風土記)。江戸時代には砥上村の産神(続風土記拾遺)。「続風土記」によればかつては一月一五日・九月二四日に祭礼があり、九月の神幸の際は東小田ひがしおだ村の福島ふくしま森を御旅所とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android