中直海村(読み)なかのみむら

日本歴史地名大系 「中直海村」の解説

中直海村
なかのみむら

[現在地名]河内村中直海

口直海くちのみ村の南に位置し、集落直海谷のみだに川左岸の河岸段丘上にある。仮名付帳は「なかなおうみ」と訓ずる。江戸初期に直海村が当村と口直海村に分村したと考えられる。正保郷帳に村名がみえ高一一四石余、田方一反・畑方七町五反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印(中直海区有文書)の高一二〇石、免三ツ五歩、小物成は山役一一五匁・川役一三匁。同年間の家高数六・百姓数一四(高免付給人帳)。家数は正徳四年(一七一四)二一、寛政三年(一七九一)二三(改作所旧記)。農業以外の生業は牛方・駄賃持。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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