日本大百科全書(ニッポニカ) 「中石」の意味・わかりやすい解説 中石なかいしgangue rockhorse rock 鉱体(鉱床中で採掘対象となる鉱石の集合部)の中に存在するやや大きな岩石破片。鉱床母岩に由来する場合と異地から供給される場合があり、いずれも一般に経済的価値はほとんどない。鉱脈鉱床などでは、近接した複数の鉱脈に挟まれた大きな岩石塊があり、鉱石とともにこれを採掘しなければならないことがある。これを中山(なかやま)という。[武内寿久祢・金田博彰] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中石」の意味・わかりやすい解説 中石なかいしhorse 断層面に挟在する岩石塊のこと。中盤,馬石とも呼ぶ。断層ができるとき断層面に沿う岩石は粉砕される。その際,比較的大きく塊状に切取られた岩石の一部が,上盤と下盤の間にはさまれて中石となることがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
岩石学辞典 「中石」の解説 中石 鉱床の中で鉱石や脈石と混ざって含まれる母岩の大きな塊で,脈の中に含まれているもの[Lindgren : 1928].大きな中石を特に馬石と呼ぶ. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報 Sponserd by