中福岡村(読み)なかふくおかむら

日本歴史地名大系 「中福岡村」の解説

中福岡村
なかふくおかむら

[現在地名]上福岡市中福岡・築地つきじ中丸なかまるなかしまなかはな中央ちゆうおう一丁目・福岡三丁目・西原にしはら松山まつやま長宮ながみや清見きよみ

福岡村の本村と下福岡に挟まれ、北境を新河岸川が南東流する。初め福岡村のうちで中村といわれ、本村とは別の名主が置かれていた。天保郷帳では福岡村に含まれ、旧高旧領取調帳では一村として記される。分村の時期は宝永二年(一七〇五)とも幕末ともいわれる。元禄郷帳では福岡村は高六八三石余で、宝永元年秋元氏が川越へ入封した際福岡村の高は四二九石余となり、一部が川越藩領から除外されていることから(宝永二年「秋元家領分村高写」群馬県館林市立図書館蔵)、この除外分が当村にあたると考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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