中秋間村(読み)なかあきまむら

日本歴史地名大系 「中秋間村」の解説

中秋間村
なかあきまむら

[現在地名]安中市中秋間

下秋間村の西にあり、北は山を隔てて上里見かみさとみ(現群馬郡榛名町)。「寛文朱印留」に村名がみえ、安中藩領。寛文郷帳では田方二三一石余・畑方一九六石余。江戸後期の御改革組合村高帳でも同高で安中藩領。元禄郷帳によるとこの高以外に全性ぜんしよう寺領四〇石余もあった。中山道安中宿の助郷村で、勤高四二八石(嘉永五年「宿明細帳」安中市教育委員会蔵)。明治一〇年(一八七七)頃の家数一二〇(うち社八・寺一)・人数四八五、牡馬三六・牝馬二。生業は農・桑業一一五戸(男子)養蚕織物・莚製業八〇人(女子)で、繭一五〇石六斗、生糸四五貫、生絹五〇疋、生太織四〇疋(以上質は中等)、蚕莚三千六〇〇枚を産した(郡村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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