中説(読み)チュウセツ

精選版 日本国語大辞典 「中説」の意味・読み・例文・類語

ちゅうせつ【中説】

  1. 中国の儒家書。一〇巻。隋の王通の門人との対問を没後門人らが「論語」を模して論述。中道による王道の実現、儒仏道三教の一致を説く。文中子

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世界大百科事典(旧版)内の中説の言及

【文中子】より

…経書に模した続経を制作し,現在では《春秋》に模した《元経》のみが伝わるが,宋の阮逸(げんいつ)の偽作ともいわれる。また《文中子》ともよばれる言行録の《中説》は,構成・措辞ともに《論語》に模し,そこに登場する門人のなかに唐初に活躍する名臣が多くふくまれているため,かえって疑惑視される。初唐四傑の一人の王勃(おうぼつ)は孫。…

※「中説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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