中野天満神社(読み)なかのてんまんじんじや

日本歴史地名大系 「中野天満神社」の解説

中野天満神社
なかのてんまんじんじや

[現在地名]高松市番町五丁目

明善短期大学の北にあり、祭神菅原道真、旧郷社。江戸時代には天神前てんじんまえ武家屋敷の西端にあたり、西側は十番丁武家屋敷。南側の社前は六ッ辻原むつつじはらといわれた広場で、天神前から四本、十番丁から一本、西の宮脇みやわき村から一本の道路が交差、その中央に八本の松が植えられていたので八本松はちほんまつとよばれ(安政四年「城下図」鎌田博物館蔵)、現在も地名が残る。片原かたはら町の華下はなした天満宮天神というのに対しておお天神といわれて親しまれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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