中野操(読み)ナカノ ミサオ

20世紀日本人名事典 「中野操」の解説

中野 操
ナカノ ミサオ

昭和期の医師 日本医史学会理事・関西支部長。



生年
明治30(1897)年10月30日

没年
昭和61(1986)年3月21日

出生地
京都府船井郡富本村

学歴〔年〕
京都府立医学専門学校〔大正9年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔昭和6年〕

主な受賞名〔年〕
山極賞〔昭和6年〕「癌研究」,日本医師会最高優功章〔昭和43年〕「開業医にして医史学の発展に尽力」,大阪医師会功労者表彰〔昭和51年〕,日本医史学会功労者表彰〔昭和54年〕,大阪市民表彰・文化功労賞〔昭和55年〕「医史学の研究」

経歴
昭和13年医史学普及の目的で杏林温故会を興し会誌「医譚」発行。14〜20年軍役。戦後大阪市阿倍野区にて開業。24年杏林温故会を母体として日本医史学会関西支部を創立。著書に「大阪蘭学史話」「大阪名医伝」などがある。平成10年遺族らにより和漢洋の医学書など書籍類6810件、1万3461点が大阪市史編纂所に寄贈された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中野操」の解説

中野操 なかの-みさお

1897-1986 昭和時代の医師,医史学者。
明治30年10月30日生まれ。陸軍軍医となり,のち日赤大阪支部病院勤務をへて,戦後,大阪で開業。昭和13年医史学普及のため杏林(きょうりん)温古会を設立,機関誌「医譚」を発行。大阪の医学史研究などにつとめた。43年日本医師会最高優功章。昭和61年3月21日死去。88歳。京都出身。京都府立医専(現京都府立医大)卒。著作に「皇国医事大年表」「大阪蘭学史話」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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