日本歴史地名大系 「中野黒木村」の解説 中野黒木村なかのくろきむら 和歌山県:那賀郡岩出町中野黒木村[現在地名]岩出町中黒(なかぐろ)湯窪(ゆくぼ)村の西にあり、紀ノ川の支流住吉(すみよし)川の中流左岸に広がる。村の南部を六(ろつ)ヶ井(い)用水が西流する。「続風土記」は「村居二箇所に分る(中略)旧二箇村なり、黒木の名義詳ならす、家立皆黒木作りなりしより出たる名ならんか、中野は大抵荘の中央にあるを以ていふなるへし」と記す。大永四年(一五二四)二月一九日付の根来寺威徳院泉観房下地売渡状(国立史料館蔵名草郡古文書)に、買主として「山崎庄黒木村刑部大夫」とみえ、中世山崎(やまさき)庄に属したことが知られる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by