中野黒木村(読み)なかのくろきむら

日本歴史地名大系 「中野黒木村」の解説

中野黒木村
なかのくろきむら

[現在地名]岩出町中黒なかぐろ

湯窪ゆくぼ村の西にあり、紀ノ川の支流住吉すみよし川の中流左岸に広がる。村の南部ろつ用水が西流する。「続風土記」は「村居二箇所に分る(中略)旧二箇村なり、黒木の名義詳ならす、家立皆黒木作りなりしより出たる名ならんか、中野は大抵荘の中央にあるを以ていふなるへし」と記す。大永四年(一五二四)二月一九日付の根来寺威徳院泉観房下地売渡状(国立史料館蔵名草郡古文書)に、買主として「山崎庄黒木村刑部大夫」とみえ、中世山崎やまさき庄に属したことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android