日本歴史地名大系 「中釜戸村」の解説 中釜戸村なかかまどむら 福島県:いわき市旧磐城市地区中釜戸村[現在地名]いわき市渡辺町中釜戸釜戸川上流域にあり、南東は松小屋(まつごや)村、北は上釜戸村。応永二三年(一四一六)一一月一日の足利持氏御判御教書(上遠野家古文書)によれば「喜久田知行分事 かまと ゆもと くろその山田 下山田」が上遠野与次五郎に料所として預け置かれている。菊多(きくた)郡に属した。近世の領主の変遷は磐城平藩領から寛永一一年(一六三四)泉藩領、元禄一五年(一七〇二)幕府領、宝永三年(一七〇六)以降湯長谷藩領。文禄四年(一五九五)の四郡検地高目録にかまと村とみえ、高七三七石余。その後上・中に分村したと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by