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中間組織 ちゅうかんそしき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

中間組織
ちゅうかんそしき

純粋な市場取引の原理と,純粋な組織内取引の原理との組み合わせによって特徴づけられる中間取引の行なわれる場。取引の原理は,(1) 取引参加者各人の意思決定原則,(2) 取引参加者集団のメンバーシップの原則,という観点から特徴づけられる。純粋な市場取引では,価格をシグナルに,利己的な利益や効用の最大化が行なわれ,取引への自由な参入・退出が保証されている。それに対して純粋な組織内取引では,共同利益の最大化のための権限による命令によって意思決定が行なわれ,メンバーシップは固定的,継続的である。これら2つの取引の中間に位置づけられる中間組織の典型例としては,日本の自動車メーカーを中心とする企業系列や,銀行を中心とする企業グループなどがあげられる。市場取引と組織内取引の長所がうまくかみ合ったときにのみ,中間組織は安定的かつ有効に機能しうる。

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