中間軌道(読み)ちゅうかんきどう(その他表記)intermediate orbit

改訂新版 世界大百科事典 「中間軌道」の意味・わかりやすい解説

中間軌道 (ちゅうかんきどう)
intermediate orbit

惑星衛星の公転運動は,多体問題が解けないので摂動方法で解かれる。多くの場合はケプラー運動土台としてこれに摂動を補正して実際の複雑な運動を求めている。この場合のケプラー運動のように,摂動補正の土台となる多体問題の近似解を中間軌道という。ケプラー運動より複雑な中間軌道として著名なものには,アメリカの天体力学者G.W.ヒルが月運動論で採用した変差軌道がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む