中領家村(読み)なかりようけむら

日本歴史地名大系 「中領家村」の解説

中領家村
なかりようけむら

[現在地名]総領町中領家

鷹志風呂たかしぶろ山の北西麓、田総たぶさ川流域に位置し、北東から南にかけて五箇ごか村に囲まれる。中世は田総庄内で領家方に属したといわれる。元和五年(一六一九)の備後国知行帳では領家村として記され、元禄一三年(一七〇〇)の備前検地帳で中領家村として高三七三・三八八石が記される。同一一年福山藩領より幕府領となった。

氏神の峠の国津くにつ神社で、天文六年(一五三七)一二月北天に箒星が出現したのを見た百姓が祈願して建立したと伝え、明現みようけん社とも称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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