箒星(読み)ホウキボシ

デジタル大辞泉 「箒星」の意味・読み・例文・類語


ははき‐ぼし【×箒星】

ほうきぼし」に同じ。
「長き星南の方に見ゆ。時の人―といふ」〈舒明紀〉

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関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「箒星」の意味・読み・例文・類語

ほうき‐ぼしはうき‥【箒星】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 太陽周囲を細長い楕円放物線または双曲線軌道を描いて運動する星雲状の天体。彗星(すいせい)
    1. [初出の実例]「去五日の暁より彗星(ハウキボシ)東方に出、いまだかくれず」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)
  3. 端女郎をいう。仮契(けちぎり)。〔評判記色道大鏡(1678)〕

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百科事典マイペディア 「箒星」の意味・わかりやすい解説

ほうき(箒)星【ほうきぼし】

彗星(すいせい)

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世界大百科事典(旧版)内の箒星の言及

【彗星】より

…太陽系を構成する天体の一つで,希薄なガスに包まれ,ときには長い尾を引いて,ほうきの形に見え〈ほうきぼし〉とも呼ばれる。“すい星のように……”とは,優れた人物がその社会に突然現れるときに使われる表現である。 何らの予告もなく,突然出現し,姿,形を変える大すい星の存在は太古から知られていて,日・月食などとともに人々の恐怖の的となり,迷信の対象となっていた。中国では古くからその字が示すようにすい星は天体であると考えられていたが,西洋ではアリストテレス以来,長い間すい星は虹や稲妻のように,地球大気内の現象だと思われていた。…

※「箒星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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