デジタル大辞泉
「丸かる」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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まろか・る【丸・円】
- [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 後世は「まろがる」 )
- ① 物が、丸く凝りかたまる。丸いかたまりになる。
- [初出の実例]「大指の大さ許なる物の黄黒ばみたるが、〈略〉打丸かれて入たり」(出典:今昔物語集(1120頃か)三〇)
- ② 一つにかたまり合う。一つになる。
- [初出の実例]「まろかれたる御ひたひかみ、ひきつくろひ給へど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)朝顔)
- [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 [ 一 ]②に同じ。
- [初出の実例]「唐衣を引き被きつつ、ひとへにまろかり合ひたる程に」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)一)
まるか・る【丸】
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
- ① 丸くなる。丸くなって集まる。
- [初出の実例]「天地わかれぬさきはまるかって」(出典:玉塵抄(1563)七)
- ② かたまる。まとまる。また、一つにまとまって力を合わせる。
- [初出の実例]「ひとつにまるかりて伐てのぼらば」(出典:漢書列伝綿景抄(1467頃))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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