丸山ちよ(読み)マルヤマ チヨ

20世紀日本人名事典 「丸山ちよ」の解説

丸山 ちよ
マルヤマ チヨ

大正・昭和期の社会事業家



生年
明治20(1887)年5月27日

没年
昭和42(1967)年4月11日

出生地
山形県

学歴〔年〕
日本女子大学教育学部卒

経歴
姉妹2人がろうあ者であったため、ろうあ教育を志し、また成瀬仁蔵のキリスト教社会改良主義思想に影響を受け、生涯を社会事業に尽くした。大正2年卒業生団体の桜楓会託児所主任となり、託児所においても幼稚園と同じに教育が必要であると説き、教育的実践を通じて家庭や地域の改善に尽力。昭和8年「ろうあ婦人の家」を設立し、自立のための職業教育を始めたが、戦災により事業を断念し、再起の時は得られなかった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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