再起(読み)サイキ

デジタル大辞泉 「再起」の意味・読み・例文・類語

さい‐き【再起】

[名](スル)悪い状態から力を盛り返して、再び活動を始めること。「再起をはかる」「再起不能」
[類語]復帰カムバック返り咲き復職帰任復活蘇生再生起死回生更生回復回天蘇る生き返る再興中興復興復旧復元還元復調リバイバル返り咲く息を吹き返す

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共同通信ニュース用語解説 「再起」の解説

再起

検察官不起訴処分とした事件で、新たな証拠が発見されたり、検察審査会で「不起訴不当」「起訴相当」の議決が出されたりした場合、不起訴処分を取り消して再び捜査に着手すること。検察内部の手続きで、時効が成立しない限り、いつでも再起して、起訴することができる。不起訴処分は公訴提起ではないため、判決が確定した同一事件で再び罪に問うことを刑事訴訟法が禁じている「一事不再理原則」も適用されない。

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精選版 日本国語大辞典 「再起」の意味・読み・例文・類語

さい‐き【再起】

  1. 〘 名詞 〙 肉体的、精神的に活動できなくなったものが、再び活動を始めること。再び立ちあがること。立ち直ること。
    1. [初出の実例]「世評には若今仏に再起する程の力あらば明日にも師(いくさ)を出して復讎を謀らんに必勝の勢あり」(出典:新聞雑誌‐一九号・明治四年(1871)一一月)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐祭故相国清河房公文〕

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普及版 字通 「再起」の読み・字形・画数・意味

【再起】さいき

再び世に出る。やりなおす。唐・韓〔元十八協律に贈別す、六首、四〕詩 知らず、四罪の地(極遠の地に流される) 豈に再び(た)つの辰(とき)らんや

字通「再」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「再起」の解説

再起

英国の作家ディック・フランシスのミステリー(2006)。原題《Under Orders》。競馬界を舞台にしたシリーズの第40作。

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