20世紀日本人名事典 「丸岡秀子」の解説
丸岡 秀子
マルオカ ヒデコ
昭和期の評論家
- 生年
- 明治36(1903)年5月5日
- 没年
- 平成2(1990)年5月25日
- 出生地
- 長野県南佐久郡臼田町
- 本名
- 石井 ひで
- 旧姓(旧名)
- 井手
- 学歴〔年〕
- 奈良女子高等師範学校(現・奈良女子大学)文科〔大正12年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- サンケイ児童文化賞〔昭和46年〕「ひとすじの道」,毎日出版文化賞(特別賞 第35回)〔昭和56年〕「日本婦人問題資料集成」
- 経歴
- 教壇に立ったあと産業組合中央会調査部に入り、夫の遺志を継いで農村の生活調査に当たる。昭和12年「日本農村婦人問題」を刊行。戦時下、再婚した夫の赴任で北京で過ごし、21年帰国。戦後は日教組教研集会講師、日本農村婦人協会理事長、東京都社会教育委員、全国農協婦人部協議会顧問など歴任。母親大会開催など女性の地位向上に尽力した。他の著書に「ある戦後精神」「婦人思想形成史ノート」や自伝的作品「ひとすじの道」(全3巻)、「田村俊子とわたし」、「日本婦人問題資料集成」(全10巻・編)、「丸岡秀子評論集」(全4巻)、「丸岡秀子著作集」(全9巻)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報