日本大百科全書(ニッポニカ) 「丹生台地」の意味・わかりやすい解説 丹生台地にうだいち 大分県中部、大分市の中心市街地の東方、東部を丹生川、西部を大野川に限られる台地。7段の段丘が発達しており、標高60~90メートル。第二段丘堆積(たいせき)物最上部から前期旧石器の発見が報ぜられ、古代の丹生郷(『豊後国風土記(ぶんごのくにふどき)』『和名抄(わみょうしょう)』)、丹生駅(『延喜式(えんぎしき)』)はこの付近と考えられている。溜池灌漑(ためいけかんがい)による水田や、夏ミカンを主とする果樹園に開かれている。[兼子俊一][参照項目] | 大野川 | 豊後国 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例