日本歴史地名大系 「丹生川中村」の解説 丹生川中村にゆうがわなかむら 三重県:員弁郡大安町丹生川中村[現在地名]大安町丹生川中丹生川下村の西にある。江戸時代を通じて桑名藩領。当村は慶安郷帳(明大刑博蔵)には記載されていない。そののち、丹生川上村の石高より三八〇石余、同下村分より四九〇石余が割かれ、上・下両村の枝郷として村立されている(元禄郷帳)。天明四年(一七八四)手控帳によれば、田畑五三町余のうち畑が約三七町となっており、耕地の七割を占めていた。文政六年(一八二三)の村方騒動の件で当村の源左衛門が石榑南(いしぐれみなみ)村文左衛門とともに桑名郡大山田(おおやまだ)川原(現桑名市播磨)で処刑された(桑名市史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by