日本歴史地名大系 「大安町」の解説 大安町だいあんちよう 三重県:員弁郡大安町面積:四四・七二平方キロ員弁郡の南西部にあり、東端を員弁川が西北から東南方向に流れる。対岸は員弁町・東員(とういん)町であり、北は青(あお)川を隔てて北勢(ほくせい)町に、南は三重郡菰野(こもの)町に接する。西部は鈴鹿山脈の竜(りゆう)ヶ岳(一〇九九・六メートル)以下の山嶺で、その西は滋賀県となる。中部は台地、東部が員弁川の河谷平野。先史遺跡や古墳の集中にみられるごとく、この辺り一帯の開発は古く、古代大安寺(現奈良市)と関係が深く、町名はこれにちなんで付けられた。東部の平野は肥沃で、米作のほか養蚕・製茶が行われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報