日本歴史地名大系 「丹生川上村」の解説 丹生川上村にゆうがわかみむら 三重県:員弁郡大安町丹生川上村[現在地名]大安町丹生川上丹生川中(にゆうがわなか)村の西方にあり、竜(りゆう)ヶ岳の山麓から青(あお)川の形成する小規模な扇状地の扇頂部付近にかけて丹生川上北・同上南の集落が立地する。その中心を巡見街道が南北に通る。江戸時代を通じて桑名藩領。慶安郷帳(明大刑博蔵)には「高千百九拾壱石八升三合 丹生川ノ内上新庄村」とみえ、新庄(しんじよう)村を人為的に上・下に二分したうちの上村であると考えられる(→丹生川下村)。こののち当村の村高より三八〇石余が割かれ、同下村よりの四九〇石余と合せて丹生川中村を分出した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報