久保利世(読み)くぼ としよ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久保利世」の解説

久保利世 くぼ-としよ

1571-1640 江戸時代前期の茶人。
元亀(げんき)2年生まれ。大和春日神社の神職。奈良郊外の野田村にすむ。小堀遠州,松花堂昭乗らとまじわる。俊乗坊重源(ちょうげん)の影堂の古材で茶室をつくり,長闇堂と称した。著作に茶道書「長闇堂記」がある。寛永17年6月28日死去。70歳。通称は権大輔(ごんだゆう)。号は長闇子。
格言など】振舞はごまめの汁にえびなます 亭主給仕をすればすむなり(「長闇堂記」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android