最新 地学事典 「久六島西方海底火山」の解説
きゅうろくじませいほうかいていかざん
久六島西方海底火山
Kyurokujima Seiho submarine volcano
男鹿半島北西約100km, 40°42'N, 139°03'Eの海底(水深3,320m)に推定された単成火山で,東北本州弧の第四紀火山中,最も背弧側に位置する。1985年DELP日本海航海で発見。直径200m以下の浅い凹地で熱流量が高く,噴煙らしきものを伴う。斑晶鉱物として,斜長石・ホルンブレンド・オージャイト・黒雲母・かんらん石・不透明鉱物を有する。ガラス組成は玄武岩~安山岩に及び,東北日本弧で最もアルカリ質(吉田武義ほか,1988)。背弧海盆底におけるカルクアルカリ岩の活動を示唆している。参考文献:佐藤博明ほか(1986) 火山,31巻
執筆者:吉田 武義
参照項目:鳥海火山帯
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

