日本歴史地名大系 「久山田村」の解説 久山田村ひさやまだむら 広島県:尾道市久山田村[現在地名]尾道市久山田町吉和(よしわ)村の北にあり、栗原(くりはら)川の支流が村内に開析谷を形成し、東部で合流して栗原村に至る。北部の大峰(おおみね)山南面中腹から青銅剣・青銅鉾・土器類が出土している。蔵橋純海夫氏蔵鰐口陰刻銘に「久山田 蓮金(ママ)寺 于時応永十癸未後十月日」とあるのが村名の初見。中世には木梨(きなし)庄に属したと伝え、木梨杉原氏の勢力下にあったと考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by