日本歴史地名大系 「久我山村」の解説 久我山村くがやまむら 東京都:杉並区久我山村[現在地名]杉並区久我山一―五丁目上高井戸(かみたかいど)村の西に位置する。田園簿に久ヶ山村とみえ、田方五九石余・畑方六六石余、ほかに野銭永三貫七五八文、幕府領。元禄郷帳では高四五九石余。「風土記稿」によれば家数六四、幕府領。幕末まで同領と考えられる(旧高旧領取調帳など)。神田上水・玉川上水が流れる。用水はおもに神田上水を利用。同上水沿いに西隣の牟礼(むれ)村(現三鷹市)から東隣の上高井戸村への道が通る(風土記稿)。村高のうち二〇〇石分が甲州道中下高井戸宿の加宿に指定され、下高井戸村とともに宿建人馬を負担した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by