久田和村(読み)くだわむら

日本歴史地名大系 「久田和村」の解説

久田和村
くだわむら

[現在地名]和田山町久田和

和田わだ村の南、東河とが谷にあり、上久田和と下久田和に分れる。正保(一六四四―四八)頃の国絵図に村名がみえ、高二九一石余。幕府領として推移したと考えられる。宝暦七年(一七五七)の但馬国高一紙では高二九三石余。元文三年(一七三八)の生野一揆では朝来郡東河庄の当村百姓六郎兵衛が生野代官に強訴したなどとして死罪のうえ獄門、庄屋の平次郎(持高六〇石余)が江戸・京・大坂・但馬国中追放に処されている(「朝来郡村々百姓強訴一件」生野書院蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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