久知良村(読み)くじらむら

日本歴史地名大系 「久知良村」の解説

久知良村
くじらむら

[現在地名]三重町内田うちだ 久知良

内山うちやま村の北東、三重川東岸にあり、北西市場いちば村。近世を通じ臼杵藩領。慶長二年(一五九七)の三重郷検地帳写(渡辺家文書)には久知良村の一冊が含まれる。村位は下。同一一年の惣御高頭御帳に久知良村とあり、高二九二石余、門田組に属した。正保二年(一六四五)の稲葉能登守知行高付帳によれば本高二八〇石余・出来高三三石余、田方二一五石余・畑方九八石余、日損所と注記される。正保郷帳では三重之庄に属した。江戸時代後期の免は八ツ六分一朱(「雑録」臼杵藩政史料)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android