久野原村(読み)くのはらむら

日本歴史地名大系 「久野原村」の解説

久野原村
くのはらむら

[現在地名]清水町久野原

大蔵おおぞう村の南、曲折する有田川沿いに位置する。村は七つに分れ、「続風土記」に「在田川中央を流る、小名葛籠・番戸・川内・芝・大林は川の南にあり、東番・西番は川の北なり、人家三十余町に散在し谷狭く」とある。中世あてがわ上庄に属し、建久四年(一一九三)九月日の阿河庄定田地子検注目録案(又続宝簡集)にみえる「久美原」、文永四年(一二六七)五月一〇日の阿河上庄在家綿注文案(同集)に在家としてあげられる「クミノハラニ一宇」は当地のことと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android