乗上げる(読み)ノリアゲル

デジタル大辞泉 「乗上げる」の意味・読み・例文・類語

のり‐あ・げる【乗(り)上げる】

[動ガ下一][文]のりあ・ぐ[ガ下二]船や車などが、進行中に障害物などの上にのってしまう。「船が暗礁に―・げる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乗上げる」の意味・読み・例文・類語

のり‐あ・げる【乗上】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]のりあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 船や車などを進めて岩やその他の物の上にのしあがらせる。
    1. [初出の実例]「ウマヲ ヤマエ noriaguru(ノリアグル)」(出典日葡辞書(1603‐04))
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]のりあ・ぐ 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙 船や車などが進行中に障害物にあたり、はずみでその上にのってしまう。
    1. [初出の実例]「件(くだん)の開陽艦が浅洲に乗上(ノリアゲ)たりと言ふ」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房一一)

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