乗兼村(読み)のりかねむら

日本歴史地名大系 「乗兼村」の解説

乗兼村
のりかねむら

[現在地名]丸岡町乗兼

丸岡城下の北方堀水ほりみず村の南東にあり、竹田たけだ川の右岸に位置する。中世坪江上つぼえかみ郷に含まれたと思われる。慶長六年(一六〇一)九月九日付の多賀谷三経宛結城秀康宛行状(多賀谷文書)に「乗金村」(高一一二・〇〇六石)と記される。同一二年の用水ニ付一札之事の写(高島家文書)には「乗兼村」とある。江戸時代は福井藩領。文政六年(一八二三)の給人地方渡名寄帳によれば、各々五六石余の松平主馬と笹治主計の相給になっている。

安永二年(一七七三)の福井藩金津領村鏡(高橋家文書)によると、高一一二・九石、田方三町五反余・畑方四町一反余、家数一八、人数は男五〇・女三五で、馬四疋。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android