坪江村(読み)つぼえむら

日本歴史地名大系 「坪江村」の解説

坪江村
つぼえむら

[現在地名]臼杵市深江ふかえ 鳴川なるかわ・坪江・苙場おろば破磯はそ清水しみずとまうち

風成かざなし村の東、臼杵湾の南に突き出した半島の北側先端部に位置する。江戸時代初期には風成村に含まれたとも考えられる。正保二年(一六四五)の稲葉能登守知行高付帳に村名がみえ高三三石余(田方二六石余・畑方七石余)、うち本高二二石余・出来高一〇石余、日損所。正保郷帳では臼杵庄に属し、田方一七石余・畑方五石余。江戸時代中期と推定される臼杵領石高帳では本高二五石余、田方六反余・畑方六反余、免二ツ二歩。

坪江村
つぼえむら

[現在地名]丸岡町坪江

乗兼のりかね村の東、横山よこやまの南麓に位置し、村の南を竹田たけだ川が西流する。古代は「和名抄」に記す坪江郷の地、中世は奈良興福寺領坪江庄の中心であったと思われる。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図には「坪江上郷之東」として高四〇一四・九一五石を記す。正保郷帳には「坪郷村」とみえるが誤記と思われる。総石高二九六・八六七石(田方二二九石余・畠方二七石余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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