乗手(読み)ノリテ

デジタル大辞泉 「乗手」の意味・読み・例文・類語

のり‐て【乗(り)手】

乗る人。乗客。「タクシー乗り手を待つ」
馬などに巧みに乗る人。「村いちばんの乗り手

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乗手」の意味・読み・例文・類語

のり‐て【乗手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 馬に乗る人。また、馬に巧みに乗る人。
    1. [初出の実例]「馬は小ひざを折てどうと卧す。乗手は朱に成て下立たり」(出典:太平記(14C後)二九)
  3. 金を払って乗物に乗る人。乗客。
    1. [初出の実例]「今日はひなみもよう御ざるほどにさだめて、のりても御ざらふ」(出典:狂言記・薩摩守(1660))
  4. 囲碁相手注文にわざと乗っていく作戦。また、連珠では、注文に乗り規則違反の手を打ってしまうこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android