九五式魚雷(読み)きゅうごしきぎょらい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「九五式魚雷」の意味・わかりやすい解説

九五式魚雷
きゅうごしきぎょらい

1935年制式兵器として採用された旧日本海軍の潜水艦用魚雷。主要目は,全長 7.1m,直径 53cm,重量 1600kg,射程は速度 49knで 9000m,速度 42knで1万 5000m,炸薬量 380kg。水上艦用の九三式魚雷に次いで開発された酸素酸化剤とする魚雷で,高速の高性能魚雷であった。第2次世界大戦終了まで,連合国側にはこれに匹敵する性能の魚雷は出現しなかった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android