日本歴史地名大系 「九条塚古墳」の解説 九条塚古墳くじようづかこふん 千葉県:富津市飯野村九条塚古墳[現在地名]富津市下飯野 九条塚内裏塚(だいりづか)古墳群中の大型前方後円墳で、墳丘長一〇五メートル、二重の盾形周溝を含めた全長は一六四メートルを測る。墳丘の築造企画は大阪府高槻(たかつき)市の今城塚(いましろづか)古墳に近似する。墳丘高は内裏塚古墳の半分程度で、段築も明瞭でない。墳丘裾部に円筒埴輪列が確認されている。内部施設の発掘は明治四三年(一九一〇)に行われ、墳丘主軸に直交する石室が検出されているが、詳細な記録は残されていない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by