九歌図(読み)きゅうかず(その他表記)Jiǔ gē tú

改訂新版 世界大百科事典 「九歌図」の意味・わかりやすい解説

九歌図 (きゅうかず)
Jiǔ gē tú

中国画の画題。〈九歌〉は紀元前3世紀楚の屈原が憂国の激情を託して歌ったという《楚辞》の中のもっとも古くもっとも難解と評せられる歌辞。東皇太一・雲中君・湘君・湘夫人・大司命・少司命・東君・河伯・山鬼・国殤(こくしよう)・礼魂の11編から成る。図は(1)詞章に忠実に神々の集団や祭祀のさまを描くもの,(2)1ないし2人の神鬼の白描画,(3)両者の中間ともいえる彩色人物画,版本挿図の3種に分類できる。中国の古典の絵解きに多様な図柄の伝えられるほとんど唯一の例である。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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