乞食仕立(読み)こじきじたて

精選版 日本国語大辞典 「乞食仕立」の意味・読み・例文・類語

こじき‐じたて【乞食仕立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 木綿襦袢の仕立て方の一つ。襟のまわりと八つ口の辺に、わずかずつ緋縮緬(ひぢりめん)のきれを覆って、全体が緋縮緬でできているように見せるもの。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕
  3. 乞食が着るようなつぎはぎ仕立ての衣類
    1. [初出の実例]「お針の子こじき仕立の下着なり」(出典:雑俳・柳多留‐三五(1806))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android