乱丁(読み)ランチョウ(その他表記)irregular gathering

デジタル大辞泉 「乱丁」の意味・読み・例文・類語

らん‐ちょう〔‐チヤウ〕【乱丁】

書物ページ順序が誤ってとじられていること。「乱丁本」→落丁
[類語]落丁錯簡

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精選版 日本国語大辞典 「乱丁」の意味・読み・例文・類語

らん‐ちょう‥チャウ【乱丁】

  1. 〘 名詞 〙 書物のページの順序が間違って綴じられていること。また、そのページ。

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図書館情報学用語辞典 第5版 「乱丁」の解説

乱丁

製本工程の丁合の際に,誤って折丁の順序が入れ替わったまま製本されたため,図書雑誌などのページが正しい順番に並ばず,乱れていること.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の乱丁の言及

【製本】より


[丁合]
 折丁をページ順にとりまとめ,1冊分の本にする作業で,手丁合と機械丁合とがある。製本工程のうち最もたいせつな作業で,ここで〈乱丁〉(折丁の前後をあやまってとったもの),〈落丁〉(まちがって折丁をとりおとしたもの),〈取込み〉(おなじ折丁を重複してとったもの)などのまちがいをおこせば,どんな豪華な装丁の本ができても本としての本質的な価値は失われることになる。これらのあやまりを未然に防ぐため,印刷のとき折丁の背部に丁合印の〈背標signature〉を刷りこむことがある。…

※「乱丁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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