デジタル大辞泉
「丁合」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ちょう‐あいチャウあひ【丁合】
丁合〈的中地本問屋〉
- 〘 名詞 〙 書籍や雑誌の製本で折丁をページ順に集める作業。
- [初出の実例]「双紙を順に一枚づつ揃へるを、丁合(チャウアヒ)をとるといひ」(出典:黄表紙・的中地本問屋(1802))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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丁合
「ちょうあい」と読む.製本するために,折丁を順番に取りそろえる作業.丁合取りともいう.丁合がしっかりできないと,折丁が重複したり,順番が乱れたり,欠落したりして,乱丁や落丁が生じる.現在,丁合は,折記号を読んでいく方式と,折丁の背に表示された背標という印で判断していく方式とがある.後者の方式では,折丁を取りそろえ終わって折丁の背を眺めると,背標が階段状に並んでいるはずである.背標が横並び状態か,階段状がとぎれていれば,すぐに乱丁,落丁と判断できる.
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の丁合の言及
【製本】より
…紙葉を順序正しくまとめて本の形にすることであるが,具体的には紙葉をページ順に折りたたんで折丁とし,これを順序よくそろえて(丁合(ちようあい))とじ,表紙をつけ,その平(ひら)や背などに装飾をおこなうことをいう。製本は和装本(和綴(わとじ))と洋装本(洋綴)に大別されるが,現在ではほとんど後者だけで,一般に〈製本〉といえば洋装本を意味するほどである(図1)。…
※「丁合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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