デジタル大辞泉 「乱離」の意味・読み・例文・類語 ら‐り【▽乱離/羅利】 [名・形動]《「らんり」の音変化か。近世語》「乱離骨灰らりこっぱい」に同じ。「頼政のむほん茶の木を―にされ」〈柳多留・四〉 らん‐り【乱離】 国が乱れて人々が離散すること。「戦国乱離の世」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「乱離」の意味・読み・例文・類語 らん‐り【乱離】 〘 名詞 〙① 国が乱れて人々の離散すること。[初出の実例]「雕章麗筆、非二唯百篇一、但時経二乱離一、悉従二煨燼一」(出典:懐風藻(751)序)[その他の文献]〔春秋左伝‐宣公一二年〕② 乱れ散らばること。[初出の実例]「惣仮名文の世に利益なきのみならず、記事論説に、乱離牴牾の弊害を生ずるを知るに」(出典:仮名の会の問答(1883)〈大槻文彦〉) ら‐り【乱離・羅利】 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 「らんり(乱離)」の変化した語か ) =らりこっぱい(乱離粉灰)[初出の実例]「一町の夢乱理にする騒徒うち」(出典:俳諧・うたたね(1694)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「乱離」の読み・字形・画数・意味 【乱離】らんり 喪乱。唐・劉長〔李録事兄の襄に帰るを送る〕詩 白首相ひふ、征戰の後 春已にぐ、亂離の中字通「乱」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報