乳児難治性下痢(読み)にゅうじなんちせいげり(その他表記)Infantile Intractable Diarrhea

家庭医学館 「乳児難治性下痢」の解説

にゅうじなんちせいげり【乳児難治性下痢 Infantile Intractable Diarrhea】

[どんな病気か]
乳児にみられる治りにくい下痢」の総称で、1つの原因によっておこる病気のことではありません。乳児に下痢が2週間以上続く場合を難治性下痢といいます。
 難治性下痢には、原因が明らかなものと不明のものとがあります。
 原因が明らかな難治性下痢とは、消化酵素(しょうかこうそ)の欠乏、外科的疾患感染症などによるものです(コラム原因が明らかな難治性下痢症」)。
 原因不明の難治性下痢は、感染などが引き金になって下痢が始まり、口から食物がほとんど食べられなくなり、吸収不全(きゅうしゅうふぜん)、栄養不良、小腸粘膜萎縮(しょうちょうねんまくいしゅく)などが悪循環をおこした結果、治りにくくなるものと考えられています。

出典 小学館家庭医学館について 情報

関連語 難治性下痢症

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む