乳母石(読み)うばいし

精選版 日本国語大辞典 「乳母石」の意味・読み・例文・類語

うば‐いし【乳母石・姥石】

  1. 〘 名詞 〙 老女がうずくまっているような形の石。また、その由来を説明する伝説全国にあるが、栃木県上都賀郡のものは、父母を失って乳母に育てられた子が、乳母をたずね歩いたが見つからず、空海に教えられてこの石に十六羅漢の像を刻んでもらって供養したという。
    1. [初出の実例]「その指へ泪のかかる姥石(ウハイシ)へ霧降かかり立浪あらく風さはぐ」(出典洒落本・禁現大福帳(1755)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む