精選版 日本国語大辞典「老女」の解説
ろう‐じょ ラウヂョ【老女】
[1] 〘名〙
② 令制で、六一歳から六五歳までの女子。年齢は天平宝字二年(七五八)の勅で六〇歳から六四歳までに引き下げられた。
※正倉院文書‐養老五年(721)下総国葛餝郡大嶋郷戸籍「年陸拾壱歳、老女神母」
※談義本・根無草(1763‐69)後「しっぽりのぬれ事には、女中の上気耳を熱がり、老女も昔に還らまほしと思ふ」
ろう‐にょ ラウ‥【老女】
〘名〙 年とった女。ろうじょ。
※源平盛衰記(14C前)五「白髪たる老女(ラウニョ)一人現して」
おい‐にょ【老女】
〘名〙 「おいにょうぼう(老女房)」の略。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報